診療日記2003年分  ホームへ 

<診 療 日 記>


年末とダウンタイム 04.12.13

いよいよ師走です。私のクリニックも超がつくほど忙しくなってきました。予約も年末までは殆ど取れず、患者様には大変迷惑をかけています。年末というのは、仕事の長期休みですから、1週間ほどかさぶたができる治療など、いわゆるダウンタイム(正常に戻るまでに時間を要するもの)がある治療を望む患者様が増えます。逆に言えば、年末以外はダウンタイムのある治療をできない、そういった人が社会的に増えているということにもなります。そして巷の流行もこのノーダウンタイムということになります。しかし、ダウンタイムがない治療ほど結果はそれなりで、やはりきっちりとした治療はかさぶたができたり、炎症を起こしたりする期間を経て良い結果が導き出されます。よく、かさぶたもできない、全ての症状に効くという表現をしたり、最新のロングパルスレーザーだから安心、などという広告表現を見ますが、これは誤りです。かさぶたができるような治療の方が切れ味が良いですし、ロングパルスというのは照射時間が長い、つまり機械的にあまり高度の技術を必要としないレーザーで、効果が弱いということです。別に最新のものではありません。
私はロングパルスレーザーもフォトセラピーのようなノーダウンタイムの治療器も持っていますが、やはりきちんと取るならダウンタイムのある治療器をお勧めしています。安易に流されないことが重要です。


ネットのお仕事 04.11.22

私はホームページの制作から予約情報の更新、質問への回答メールなど、クリニックに関する全てのネット業務を行っています。よく同業の先生から、どうやったらいいの?なんて相談を受けますが、こればかりは労力以外の何ものでもありません。一旦知識をつければ大丈夫なくらいの低レベルでの作業しかできませんし、検索サイトで上位を目指すこと(SEO対策)も自分自身さっぱりどうして良いか分かりません。でもなぜか上位になってくれるんです(個人のページは内容が薄いので、そうはいかないようですが)。プロに頼んでも上手くいかないんですよね。しかもネットは自分一人で作業しないと問題が多く、もし人任せだと、内容を更新した時に、とんでもないページの一部が誤った情報のままだったりします。患者さんから指摘された時にすぐ訂正できるのも、自分で全てを手がけているからだと思います。しかし、この間クリニックのサイトのサーバ(サイトをアップロードしておく場所ですね)を乗り換える時は凄く大変でした。もう業者も勝手に移行できないようなサイトになり、自分自身で作業しないといけない部分も多かったのです。でも、サーバごとに仕様も違いますし、サーバの変更後は受け付けてくれる各種制限も違います。DNS(ドメインの情報)だって、よく分かってなかったですし、サーバが一瞬にして変更になっても世界の隅々まできちんと情報が伝わるのにはタイムラグがあります。その間の予約業務は?ホームページの更新は?などなどほぼ徹夜状態でした。知識があれば何て事はないんでしょうが、いかんせん素人なので。また、これを機会に色々な事を知って、技術の進化に驚きました。ログの解析なんていうのも凄く進んでるんですね。もう一度インターネットを勉強しなきゃと痛感しました。


結局 04.11.08

患者さんの中で何軒もクリニックを巡っては、様々な治療を行っている人がいます。色々なクリニックに行くこと自体は良いことですし、患者さんの中で評価をして頂ければいいのですが、全ての治療が中途半端になるほど勿体ないことはありません。5〜6回で効果が出るものを1回施術しただけで、効果がないから駄目という評価を下すことは危険です。魔法のような治療はないからです。例えば、他院でケミカルピーリングを一回したけど効かないから、レーザーしてくれという事に関しては、私は反対です。きちんと回数を施術された方が良いと思います。主治医がかわいそうです。でも我々医師サイドも、患者さんに治療法を魔法かのごとく説明してしまっていることもあるかと思います。実際に全ての治療において100%有効なものはありません。特にしわなどは確率がどうしても下がります。効かない人は何度やっても効きませんし、それでいて治療費は高額ですし、どう説明をするのか、いかに組み合わせたりして効果を上げるかなどが難しいところです。医療ですから商売になってはいけませんが、もちろん赤字も困ります。美容医療は機械自体高額ですし、保険も利きません。患者さんとどれだけ良い信頼関係を築けるかが重要なのでしょう。私も一生懸命努力はしています(いるつもりです)が、なかなか諸先輩のようにはならず、力及ばずです。もっと知識をつけて、かつ沢山の治療器機を揃えていかなければと思っています。


学会 04.10.14

今年も日本美容外科学会が、連休中に開催されました。今回も新しい機器を色々と見てきて、話に聞いていたものに触れる機会を得ましたが、触ってしまうと買いたくなるのが私の悪い癖です。もちろん患者さんに効果があると判断したものしか買うことはしませんが(何しろ高いですからね)、迷います。たるみなど皮膚の深い部分に有効な治療器が沢山出ているのですが、どれも確率が高くないらしいので、後はどのように方法を工夫するかになってきますから、買ってから検討するしかないのかなあと思っています。以前は確実に効くというものが多かったのですが、最近はそんなデータは後からで、まず買えという感じなので、ちょっと業者主導の困った時代になったものです。何とかならないものですかね。結局効かなかったら医者の腕のせいになり、業者は新しいものを次々に持ってきて、儲けるだけです。沢山の同業の先生方とその話をしてはため息ばかり。何を買うか悩みます。一方学会自体は大変盛況で、沢山質問したかったのですが、許される時間も限られるので、数回発言しただけでした。もっと色々聞きたいよ〜と心の叫びもむなしく.....。でもまたイヤな屁理屈医者と思われたかもしれません。
ところで、日本美容外科学会っていうのは日本に二つあるのはご存じですか?いわゆる形成外科医を中心とした学会と、非形成外科の開業医を中心とした学会です。今までは相反していたのですが、今回の学会では会長のサフォクリニック白壁先生のご尽力で、双方の学会員によるシンポジウムが開かれました。高須クリニックや神奈川クリニック、聖心美容外科の先生が出席されました。大変興味深く、これから良いきっかけになればいいなと感じました。しかし、美容外科医同士でゴタゴタしている場合ではないと思います。その隙に皮膚科の先生方が美容皮膚科として我々の領域に踏み込んでいるのですから。私は研修医の頃、皮膚科に研修に行き、形成外科・美容外科の仕事は医師としては低俗だ、最低である、医師は病気を診るものでそんなものに魂を売るななどと言われたのを思い出します(ある特定の先生ですよ)。しかし、レーザー脱毛やフォトフェイシャル、ピーリングなどの治療が出現し、敷居が低くなると、今は先を争って我々の領域に入ってきて、レーザーなどは形成外科の仕事ではない、皮膚科医がするべきことだと言ってはばからない先生もいます(むかーし、レーザーは皮膚科の先生の多くが全く取り合わなくて、一生懸命形成外科が築いた領域なのに!)。レーザーは形成外科だけの仕事とは言いませんが、形成外科医は手術だけにしろというのは間違ってませんか?メスを持てないのに、レーザーでしわ取りをして、上手くいかないから美容外科に行きなさいと言うのは身勝手ですよね。治療でトラブルを起こして、お手上げになって、形成外科に行けというのはよろしくないです。形成外科医はメスによる治療を頭に置きつつ、リスクの少ないレーザーなどの話をするのに。私は毎年のように皮膚科の先生を中心としたセミナーでレーザーの講演をします。講演をする医師の多くは形成外科医で、聴衆の多くは皮膚科医という現状なのに。もちろん大半の皮膚科の先生は共存者として、親しくさせて頂いていますが、一部の皮膚科医師の身勝手さには腹が立ちます。ちょっと不満な日記でした。


治療の理論と現実 04.09.27

新しい治療法として、痩せる機械カーボメッドを導入、4ヶ月ほど経ちました。現実にはなかなか痩せません。足などは20回ほど実施しても、もも回りで1センチほど痩せるというレベルです。私の治療法が悪いのかもしれませんが、実際に効果があるのは、お腹や二の腕、顔というところでしょう。ただ、私自身、フェイシャルを主に診療している都合上、フェイシャルで効果が出ればと思っていましたので、これに関しては十分に納得できる結果でした。これは救いです。弛んで下ぶくれになったような頬下半分には非常に効果が高く、脂肪吸引ほどとはいきませんが、切らないで良いということから、最近は積極的に実施しています。治療をお受けになった方も非常に喜んで頂いており、おもしろい機械であることは実感しています。もちろん、単に下ぶくれといっても、エラが張っていることもあれば、筋肉が発達していることもあります。あくまで脂肪しか溶けません。しかしながら、セルライトといって、ももなどを触ると、老化とともに脂肪が固まったようなぶつぶつした感じがありますが、これはある程度改善します。ということは代謝は高まっており、運動をすることで非常に痩せやすくはなっているのだろうとは思います。血行の良い、顔面に関しては運動しなくても痩せるということなのでしょう。顔はお勧めです。
新しい治療法が次々に登場する現在、見極めていたら結局流行に乗り遅れるわけですが、良いものはずっと残っていくでしょうし、効果のない治療器は一時のブームで廃れていく訳ですから、選択眼が大事というだけではなく、いかに適応を見つけて、有効な機械としていくか、これこそが重要なのでしょう。理論的に良いからといって、メーカーの言いなりにならず、自分で効果を確かめつつ、しっかりと見極めていくことこそが重要なのだなあと感じています。


新人 04.09.01

今月から事務員を一人新規に採用しました。誰かが辞めたわけではなく、増員したのです。最近、治療法が多岐に渡ってしまい、ごちゃごちゃになってしまうので、予約の順番に間違いの生じないよう、また看護婦にあまり雑務の負担をかけないよう、看護助手兼事務受付兼.....ということで、頑張ってもらうことにしました。もちろん、一番の理由は私の頭の中が混乱しないよう(最近三歩歩くと物忘れしそうで)、人手を増やして、業務が順調に進むようにということです。若くて働き者のようなので、期待はしています。覚えることがあまりに多いので、大変かなと思ってはいますが、貴重な戦力として長く働いてもらおうと思っています。しかし、人を増やすことで社会保険、年金や雇用保険、保健所への届け出等、実に様々な手続きが必要です。自己開業して初めて分かりました。あ〜面倒くさい。そう言えば、ホームページ作成ソフトを変えたのですが、皆さんのパソコンでこのページ、きちんと読めていますか?問題があったらご連絡ください。


また買ってしまいました 04.08.17

自分で開業したため機械を自由に買えるということで、また新しいレーザーを買ってしまいました。もう癖ですね。後先考えず、面白そうな機械を買ってしまうのは。マニアのようなものだと思います。儲けがどうのこうのなんて関係ありません(もちろん大きな視点では考えてはいますよ)。今まで苦労してきたのがこの機械なら解消できるかもというそれだけで、どうしても欲しいという衝動に駆られます。アメリカの方でもやっと最近治療が始まったものでも、レーザーというのはそのスペックを見ただけである程度の予想が立てられます。まだ誰も応用を思いつかなかった領域へ想像が膨らみます。理論的に良いと考えたら、まず導入し、自分やスタッフで試し、効果を感じ、かつ安全性が証明された論文があれば(これは非常に大事です)、実際に患者さんに照射します。最近ではケロイドの治療にレーザーを用い、良い結果が得られるようになりましたし、レーザーは開業医が大学の医師よりも先進性を主張できる数少ない医療機の一つなのです。普通は開業すると知識が古くなっていくのですが、この業界だけは別です。それが誇りでもあります。もちろん、何も知らないで業者のいうままに機械を動かす医師がいるのには閉口しますが、ある程度の医師であれば、私の言わんとしていることが分かっていただけるかと思います。


夏休み 04.08.03

先週、誠に勝手ながら夏休みを取らせて頂きました。このため予約が混みあってしまい、申し訳なく思います。私一人しか医師がいないため、休みをどこかで取る必要があります。よく年中無休なんていうクリニックがありますが、医師が休むと診療はできないのに、どうしてるんだろうと素朴に疑問を感じます。最近では24時間診療しますなんていうクリニックもあったりして、すごい、病院に泊まってるの?などと思ってしまいます(実際には予約を上手く配分させて、休診日を作っているようですけど、大きな収入になる患者さんであれば曜日を問わず診ますということですね)。
私は土日に完全休診するという、美容業界ではあり得ないことを続けています。土曜日に診療したら儲かるよなんていう諸先生方の有り難いアドバイスを無視し、患者さんにも土曜日診療してくれと言われてもいるのですが、2日続けて休みを取って、十分にリフレッシュしないと、平日の多忙さからか身が持ちません。ごめんなさい。子供の休みに合わせて、自分も休みを取っているのは、幼少時代にあまり親と遊んだ記憶がないからかもしれません。
細く長く続けて、大儲けしなくても、有名にならなくても、皆さんにずっと信用していただけるクリニックでありたいと思ってはいますが、休みは取りたい我が儘クリニックです。


美容ライター 04.07.16

以前から親しくさせて頂いている美容ライターのYさんが本を出版されました。今までも何冊か単行本を発刊されていて、化粧品選びなどはメーカーに癒着せず、きちんと効果や欠点などを書いているので好感が持てる本でした。結構売れたそうです。今度のものは少し美容外科・美容皮膚科領域に踏みこんだ話もあって、少し協力させて頂きましたので、早速読んだところ、随所で私のクリニックでの出来事が書かれており、何となく不思議な気分でした。もちろんクリニック名を出していないので、分かる人は分かるだろうなあという内容ですけどね。
今まである女性漫画家に漫画にて紹介されたり(私の顔をすごくデフォルメして描かれてショックでした)、色々とありましたが、今回は何となく嬉しい気分で読むことができました。この仕事をしていると、マスコミや出版関係で協力しても、結構嫌な思いもするのですが、時には良いなと感じた出来事でした。


形成外科 04.07.01

最近では当院に美容目的で来る人もさることながら、純粋な形成外科目的で受診する人が非常に増えました。傷跡やケロイド、顔面腫瘍、先天異常などです。ここ4年ほどはこれらの患者さんをあまり診ることもなかったのですが、最近ではむしろこのような患者さんの方が多いかもしれません(変な言い方をすれば昨今雨後の竹の子のように急増している美容皮膚科とも一線を画せます)。本職と言ってしまえばそれまでですが、特にケロイドの研究をしていた身としては、有り難い限りです。ケロイド・傷跡の理論は普通の美容外科医よりしっかりとしている自負はあります。さらに大学病院時代には手に入れられなかった最新のレーザーなどの機器もあります。今こそ自身の経験を生かして最良の治療をするべき時が来たのかと思います。ケロイドの治療法は世界的にも決定的なものがないのが現状です。患者さんの信頼を得られるまで一生懸命に治療を考えていこうと思います。現在の治療法に関しては、医師向けのレーザーのミーティングで講演をしましたが、もう少し検討して、確立できれば良いなと考えています。


100% 04.06.10

新規開業に伴って、以前来て頂いた患者さんにお手紙を出したからでしょうか、最近2年ぶりくらいにクリニックを訪れる患者さんが増えてきました。当方での治療が途中で中断し、他のクリニックに行って、やっぱり戻ってきたという患者さんが多いのには考えられさせます。私の説明が悪いのか(腕が悪いのか)、当方にて思ったような結果が出ず、諦めて他院を受診、治療を受けてやっぱり思ったような結果が出ずに、戻ってくるのです。これは現実的に出せる結果に限界があり、説明してもどうしても真意が伝わらず、効果がないと判断され、他院を受診してもやはり同じようなこととなり、結局それならと私の所を受診して他の治療を受けて下さいます。理想と現実のギャップという部分です。最初から十分理解されて、ずっと数年通って下さる患者さんも多いのですが、そのような方は以前の写真と比較すると明らかに改善が認められ、御本人も満足されています。どこで納得するか、これは非常に重要な問題です。特に肌関係の治療では100%という結果が出せる人は少ないものです。もちろん私の治療の選択が誤っていて、満足していただけないこともありますが、肌は色々な要因が複雑に組み合わさります。いつも難しいと感じており、それゆえより沢山の治療選択肢があるよう、レーザーのみならずピーリングや各種治療器を他院よりは数多く取りそろえているという自負はあります。
最近では安価にレーザーなどを実施する皮膚科さんも増えてきましたが、治療機器が少なく、専門的には実施していないためか、簡単な治療は他院で受けて、難しいものを私の所でという人もいます。難しい時代になったものですが、常に分かりやすい説明を心がけ、過度に期待を持たせず、正直な説明をするスタンスを貫こうと思います。もちろんまだまだ技術・知識を磨かないといけないとも思っております。


新しい治療法 04.05.26

我がクリニックでは、新規開業に伴って、メディラックスプラスという機種を導入しました。これは既存のメディラックスという機種の改良版で、やっと私が満足いく出力が出たので、導入した光治療器(フォトフェイシャルなどが代表的)です。肌のはりやシミ・赤い血管の色に反応し、何より1週間テープを貼るという面倒なことをしなくて良いために、仕事をしながらでも実施していただけることが長所です。ただ、やはりレーザーよりは弱い印象がありますが、今までの光治療器よりはかなり強く反応します。それに加えて、カーボメッドという機種も導入しました。これはあと1ヶ月ほどは患者様へ使用するのは待ちますが、皮下や脂肪層に炭酸ガスを注入し、燃焼を高め、皮膚を厚くしたり、脂肪を減らすことができる機械です。お隣の韓国ではかなり評判が良い機械で、主にダイエット目的で使用されています。顔に打つと肌のはりが出るようで、私の顔半分でテスト中です。職員や身内でもテストをしていますが、トラブルもなく、非常に手応えはあります。しかしどれくらい効果があるかはまだ分からないので、もう少しお待ち下さい。もし本当にダイエットできるならエステや健康食品業界にとっては大変なことになりそうです。一応日本で最初に正規に導入されたのですが、大手の美容外科さんも同時導入ゆえ、これから色々宣伝が始まるかもしれません。楽しみな機械です。最近、レーザーではない機械が多数登場してきました。昨年から今年は色々と技術革新があり、スキンケアも時代が変わることでしょう。クリニックも古い機械だけでは難しい時代なのかもしれません。


開業しました 04.05.12

5月10日に開業しました。個人での開業ですが、皆様の治療は継続していくために、治療内容としては全く同じです。今回の件は、なぜと言う人も多いと思いますが、もう少し落ち着いたら詳しくお話をします。私自身の都合ではなく、医療法人が虎ノ門形成外科・皮ふクリニックを廃止せざるを得ないという現状から生じたものです。
さて、新規開業に合わせて、新しい治療器を導入しました。メディラックスプラスというメディラックス(フォトフェイシャル様のものです)の新しい機種と、クリスタル・ダイヤモンドピーリング機です。メディラックスは、新型の強力なものが出るということで、今まで弱い治療として導入しづらかったのが解消され、是非導入しようと思っていました。ピーリング機は最近予約が詰まってしまい、夜にいたっては開始するのが2ヶ月以上お待たせしないといけないために、機械を2台にして何とか対応していこうと思ったからです。皆様の利益になるよう、一生懸命働きます。今までのスタンスを崩すことなく、自己開業でこそできる最新の治療をこれからも導入していこうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


開業 04.04.23

この診療日記(月記?)も気がつけば1ヶ月以上更新していませんでした。なぜかは御推測の通り、開業準備で、てんてこ舞いだったからです(大いなる言い訳でスイマセン)。しかし開業とは体力のいるものです。多くの先生方の大変さが身に染みて分かりました。自分自身でも訳が分からなくなっていきます。慌ただしくて.....。特に現在勤務中のクリニックで働きつつ準備でしたから、休みもなく6kgも痩せてしまいました。これはこれで結婚当初の体重に戻り嬉しかったのですが、体力だけは自信があったはずなのに週末は寝てるだけでした(医者って体力仕事ですからね。研修医の頃56時間殆ど寝ないなんて記録も作りましたが、その体力が役には立ちました)。
やっと落ち着き、患者様にも色々とお話ができるようになりました。月末から月初にかけて案内状を送付させて頂きます。内情は色々と大変だったのですが、まずは素直に喜ぼうと思っています。新しい機械も導入が決定し、ピーリングのスペースもずっと広くなります。プライバシーも守りやすくなり、現在のように診察室に看護婦達がせわしなく出入りする機会も減ります。より良い医療を目指します。もちろんまだまだご不満に感じたり、対応に苦言を呈されることもあるかと思いますが、今度は自分の城です。患者さん本位で長くお付き合いできるよう、何か不満な点がありましたら遠慮なくお申し付け下さい。当院に長く通院頂き、励ましのメールを頂く(メル友のような)多くの患者様も細部に渡りご指摘等いただければ幸いです。


学会 04.03.15

春は学会の季節です。今年も4月7〜9日の間、日本形成外科学会が開催され、例年通り参加します。最近、形成外科学会でも美容外科やレーザーの発表が飛躍的に増加して、どんどん美容が一般的になってきた印象を受けます。私の知り合いの形成外科医も、ここ数年美容外科・レーザーでの開業が増えましたし、後輩達からの相談も多く、見学者も増えてきました。あくまでレーザーの技術的なアドバイスが中心です。レーザーでは特殊なことを沢山実施しているので、この点では話を聞きたいという人には進んでお話をしてきました。もちろん私自身雇われの身ですので、今まで開業云々を指導できる立場ではなかったのですが、いよいよ自己開業への道が開けてきて、自分自身がむしろ指導を受けたいくらいです。その準備もあるのに、レーザー関係での講演も増えてしまい、論文も依頼されたりと、毎日がてんてこ舞いです。最近、患者さんに「健康に気をつけて下さいね」と言われるくらいですから、顔にやつれが見えているのかもしれませんね。しかし、自分自身は毎日充実して、楽しく診療しているのですけどね。


美容皮膚科 04.03.01

皆さんは、美容皮膚科という言葉を聞いたことがあるでしょうか。美容外科に対する皮膚科的な治療という表現でしょうが、実際に美容外科でなく、美容皮膚科のみが実施できることは何があるのかというと少し難しくなります。美容外科そのものが手術以外のことに力を入れている現在、両者の境界は曖昧です。私自身も美容外科医であり、美容皮膚科医でもあるのかもしれません。日本美容皮膚科学会にも所属をしております。多分に皮膚科の先生が主となる美容領域の治療を美容皮膚科というのであって、美容外科医が皮膚科的な治療をしても美容外科というのかもしれません。実際に学会の内容を比較すると手術を除けば、ほぼ同じような印象を持ちます。ただ、美容外科は標榜科といって、何科か提示できる認められた科目です。美容皮膚科というものは公的には存在しません。便宜上の言葉です。要は治療にあたる医師がスキンケアをしっかりできれば美容外科であっても美容皮膚科であっても関係ないのかもしれません。私も皮膚科医で美容の領域に手を出したいという先生方に指導をしている経緯もあり、だんだん最近は分からなくなってきました。ある種の戦略的な表現でしょうかね。


専門家 04.02.12

最近、雑誌などでは美容外科や美容皮膚科の専門家、エキスパートと称する医師達が活躍しています。しかし、誰それ?と言う人が多いのには閉口します。医者なら誰でも良いのかなと思ってしまいます。どうやって選んでいるんでしょうか?時に誤った情報を伝えたり、非常に偏見に満ちた内容が見られ、医療とビジネスをもう少し切り離した方がよいと思う時も多いものです。私の所にも取材の申し込みはありますが、結構断っています(もちろんその時の気分もありますが、取材を受けることもあります)。これは金銭の授受が発生するような広告のような取材が多いこと、美容ライターの思うがままの内容になっていて、まるで魔法のようにレーザーなどが取り上げられるため、見極めて取材を受けないと良心に反する内容になりがちなことなどが主な理由です。同様の考えを持つ医師も多くいます。よく学会などでその話をするのですが、雑誌の広告効果は絶大です。自分も取材を受ければ沢山患者さんが来るだろうなと思うことは正直言って、あります。ビジネスと切り離した方が良いといっても、所詮は患者さんからお金をもらって治療をしているわけですから。少しは小ずるくならないといけない時もあるのでしょうけどね。


誕生日 04.01.27

今週は私の誕生日です。といっても最近は嬉しくありません。男でも年は気になります。しかし男性は年齢とともに味が出て、よく渋いという表現などをするのでしょうが(言い訳です)、女性はなかなかこれに該当する表現がありません。いつまでも美しくというのが雑誌などの基本スタンスです。そのために私の所にも「何を改善するのかはお任せしますが、若々しくして下さい。」という方が結構いらっしゃいます。その時には肌をチェックして何が問題なのか、実年齢よりも傷んでいるものは何かのお話をした上で、治療法を絞っていきます。でも実際には御本人がその部分に関しては気にしていないということもあります。そうなると難しくなってしまい、的外れの治療をすると、こちらは良くなったと思っていても、御本人は全然変化が分からないという事態になってしまいます。その時はケミカルピーリングやクリームなどトータルケアを選択するのが無難ですが、個人によって異なりますゆえ、私としても十分にお話を聞いて判断するしかありません。女性はいつまでも美しくありたいのは当然ですし、権利があります。異性の目を気にするかどうかではなく、本人の満足なのです。それをしっかりとサポートし、時には現実を突きつけ、可能なものと不可能なもののお話をしっかりすることが大事と思っています。


新年 01.14

今年初めての日記です。昨年は色々と嫌なことがありましたが、今年こそは良い年にしたいと思っています。患者さんは相変わらず沢山来てくださって、仕事は楽しいのですが.....。信用を得られてこそ、より患者さんを大切にしようと感じます。長く通われている人も増えましたし、虎ノ門形成外科・皮ふクリニックを開院以来6000人の患者さんとなりました。延べではなくて診察券の番号で!
私個人の評価で来てくださっているのか、開業医でなく医療法人の元で勤務しているから来てくださっているのか、難しいところですが、いつも患者さん本位に考えるようにはしていますし、まだまだ未熟ゆえ何気ない発言で患者さんの繊細な心を傷つけることもあるかもしれません。何でも不満があったら是非お伝え下さい。改善するよう努力いたします。本年の誓いでした。

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