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<診 療 日 記>

今年を振り返って 05.12.28

今年最後の日記です。今年を振り返ってみて、色んな事がありました。プライベートはもちろん、仕事の上でも大きな変化があり、沢山の人に支えられ、ここまで来たという実感があります。多くの人の厚意・愛情でここまでクリニックが大きくなりましたが、来年はさらに発展し、この業界の大きな波に負けないよう、一生懸命診療に励んでいきます。自分に正直に、批判はあろうかと思いますが、常に前を見て、新しいことに挑戦し、かつこの業界でのリーダーシップが取れるよう、勉強をしていきたいと考えています。心の通った医療をしたい、そう思います。それこそが私を支えてくれた多くの人たちへの恩返しです。そして、もっともっと美容医療で多くの人が幸せになれるようにしたいんです。今後はリラクゼーション・アロマ・メディカルエステなどもう少し敷居の低い医療にも目を向け、様々なことを試みていきたいと思います。私を支えてくれた人たち・家族・職員・患者様・友人・業者の方々へ、この場を借りて感謝いたします。


12月です 05.12.06

今年もあと1ヶ月足らずとなりました。今年は日記をまともに書かずに、月記という方が正しいような頻度で、読んでいただける人も減ってしまったかなあと反省しております。
個人で開業して以来、診療以外の仕事が忙しく、この日記にまで気が回りませんでした(言い訳ですよね)。経営というものはこんなに大変だということを改めて感じました。普通の事業と同じで、収益や経費のこと、税金のこと、職員のこと、沢山考えなくてはいけません。もともとがあまりそういうことを気にしない性格で、節税なんて考えたこともありませんでしたから、訳が分かんなくて一から勉強しています。
開業してしばらくは必死でしたので、何も思わなかったのですが、1年過ぎると、周りも見えてきます。そして少し余裕が出てきて、新しい機械を買って、次なるステップに進んでいこうという意欲が出てきました。この業界はとても面白く、真面目に一生懸命仕事をすれば患者様の評価として、きちんと目に見えて返ってくる仕事です。効果がない治療はリピートして頂けません。逆に満足度の高い治療法は、どんどん患者様が増えてきます。今はリラックスFとアクシダームの施術が大変良い評価を頂いており、これらは国内では非常に新しい方法だけに、自分自身の技量の試される治療だと感じています。思えば開業以来、機械をどんどん増やし、あっという間に手狭になってきました。来年は一体何台機械を買うのか、自分自身が怖い今日この頃です。


もう一つの美容外科学会 05.11.16

日曜日に国際美容外科学会に参加してきました。と言っても、形成外科系の方ではなく、高須クリニックの高須先生が会長で主催された方(JSAS系)です。会長招待のパーティでは岡田真澄の司会に始まり、林葉直子やキューティ鈴木、中村うさぎ、サッチー、野村監督などそうそうたるゲストが登場し、郷ひろみのコンサートもあるという、正直びっくりな学会でした。目の前で「ゴーひろみです」を聞いてしまいました。まあこれは余興ですから、どうでもいいんですが、肝心の学会の方は、大学の先生方がいない点で、少し不十分な印象を受けました。新しい方法や理論的な展開が少なく、やはり開業医の性なんでしょうか。研究的な内容や革新的な方法、アイデアが少なく、その点は馴れていないために異質に感じました。発表が終わったら、早々に壇を下りる先生もいましたし。ただ、高須先生の力で招待していた海外のドクターの話の中には非常に勉強になるものもありました。
形成外科系JSAPSと開業医系JSASの学会は今でも仲良くはありません。確かに学会内容を比較すると、その関係も分かります。派手なパーティを嫌う先生もいるでしょう。非学術的な部分が受け入れられないという先生もいます。でも、現実には形成外科系で今回見かけた先生方も沢山いましたし、形成系の学会の役員の先生も招待されていました。そろそろ色々な意味でつながるべき時が来たのかなとも感じました。しかし、私のような無力な医師では、そう想像するだけです。こんなこと書くと怒られそうですが、私自身JSASの所属の先生何人かとは知り合いですし、親しくさせていただいているので、もっと交流して、色んな話を聞きたいなと感じました。


学会続きで 05.10.24

学会続きで、日記の更新もサボっていました。10月は日本美容外科学会があり、ここで大した内容ではないんですが学会発表をしたために、色々準備があり、何となく書き込みもご無沙汰してました。
最近の美容系の学会の傾向として、メーカー主導の発表形式が多くなった、つまりは機械に依存した結果の発表が多くなった気がします。医師個々の創意工夫というよりも、新しい機械を使ってこんな結果が出ました、新しい薬がこんなに効果的でした、というようなメーカーさんの説明通りの発表です。開業医として、新しい機械を導入する際の参考になりますし、有り難いことは確かなのですが、よく考えてみると少し寂しい気もします。と言っても、自分自身もその一人ですので、あまり偉そうなことは言えません。これからの美容業界を考えると、この事はもっと顕著になっていくことが予想されます。医師の腕によるのではなく、どれだけ良い機械を所有しているか、それがクリニックの良し悪しになりそうな、そんな感じもします。
確かに最近は機械を多数所有していないと、全ての治療ができないような、そんな風潮です。私自身も多数の機械を所有しています。今日もある折り込み広告を見ると、たった3種類のレーザーしかないのは明白なのに、ありとあらゆる治療ができる、多数の機器を併用して、素晴らしい結果が出せるかのように書いていました。真に受けた患者さんには何十種類もの機械があるように感じる書き方でした。そうでもしないと患者さんが見てくれないのでしょうけど。そう言えば、脱毛用レーザーだけ所有しているクリニックが、脱毛も、しみも、フェイシャルアンチエイジングも、あたかも3種類のレーザーで治療をしているように広告していることもよくあります。知らない人はそう信じて、沢山レーザーがあるんだなあと思ったでしょうが、専門家が見ると、たった1種類のレーザーで、今まで既存の治療より優れた治療ができているような、そんな書き方です。これから先、美容医療はどうなってしまうんでしょうか。ちょっと不安です。我が襟を正す必要もありそうです。


日本美容皮膚科学会 05.09.14

9月の始めに京都で日本美容皮膚科学会が開催されました。まだまだ小さな学会で、会場も1カ所しかないのですが、人で溢れかえっていました。皮膚科の先生方が大半でしたが、どちらかというと美容初心者向けの内容が主で、美容外科学会のような最新機種の結果報告や新しい治療法のてんこ盛りという感じではありませんでした。皮膚科の先生らしく堅実に、かつ学術的にという印象でした。しかし、皮膚科でも形成外科でもない先生方の姿も多数見受けられ、最近の美容医療への関心の高さを窺い知るものでした。皆さん勉強熱心で、うかうかしていられません。
学会の内容としては特別目新しいものはなく、勉強にはなりませんでしたが、業者の機械展示で新しい製品をいち早く知り、またものによっては貸し出しを受ける交渉をするなどをしてきました(業者は機械マニアの私に貸せば買ってくれると思っているような....)。
それ以外には、知り合いの業者の社長や皮膚科の先生と一緒にお食事をする機会があり、レーザー治療の大家である先生と面通しできたこと、それが一番うれしかったかも....しれません。


リラックスF 05.08.29

何度か日記に書いていますが、リラックスFというたるみ治療器を導入し、最近盛んに使用しております。ずば抜けた効果ではありませんが、直後に実感できる肌の火照り感と血流の増加、その後に引き続き起こる肌のふっくら感は、想像以上のものでした。それに何と言っても痛みが少ないというのが最大のメリットです。サーマクールのようにぎゅっと引き上げる効果はありません。しかし、目元や法令線のたるみなど、中顔面領域といわれる範囲に使える機械が出てきたことはうれしい限りです。このエリアはなかなか良い治療法がなく、ヒアルロン酸やエヌライトに頼っていました。しかし、昨年からYAGレーザーを用い、張り感を出すことができるようになり、このリラックスによって目に見えるふっくら感を得ることができるようになって、私の頭の中でも一区切りです。もちろん、そうは言っても、第三者誰が見ても分かるというような大きな変化を起こす人は多くはありませんので、魔法のような機械ではありません。しかし、韓国で流行っているのが納得できるほどの効果でした。客観的に分かることでは、皮膚表面温度が普通は顔で31度くらいなんですが、治療終了後では40度にも達します。深部はもっと高温です(ご本人ははっきりと実感できます)。これは医療やエステの関係者なら一様に驚くと思います。痛みが少なく、費用的にも妥当で、かつ実感できる、日本人向けの機械であると思っています。お尻などのセルライトにも良いと釜山のドクターが言っていましたので、今後はまた、身内で実験予定です。


韓国での研修 05.08.12

先月の夏の休診中、ソウルに行って沢山のクリニックを見学し、新しい治療器の研修や韓国における美容医療の現状を勉強してきました。3名のドクター、その他、看護師や薬剤師の方、業者と一緒に回りました。遊びは一切抜きであったため、焼き肉が食べたいとか、観光に少しは行きたいとか、ショッピングしたいとか色々な意見も飛び交いましたが、ここはひたすら私欲を我慢し(でも、帰りの金浦空港で最後に焼き肉を食べました)、沢山のことを学んで来ることができ、非常に有効な研修でした。この模様は週刊女性の9月の発売号でも記事になるとか、私も少し写っているかもしれません。
私の主な目的は、導入を決めたリラックスFというたるみ治療器の実際の手技を韓国のドクターから直接教わることでしたが、おそらくソウルで最も多くの症例を経験されているという女医先生の施術を直に見せて頂き、色々質問に答えて頂きました。この機械に関しては、他医師の施術も見させて頂き、十分に目的を達しましたので、早速今月より治療を開始しました。また、アクシダームという最新の電気による導入機(非常に優れものです)の説明、韓国製のボトックス(導入に用いるタイプも開発中))のプレゼン、新しいコンセプトの化粧品の説明、メソセラピーの見学、クリニックに併設したエステの見学、マシンの紹介など、盛りだくさんで朝早くから夜遅くまで、結構真面目に勉強してきました。コーディネートしてくれた韓国の業者に感謝です。この出張は、今後も何度か続けていこうと、同行のドクターとも盛り上がりました。また、詳細はホームページに紹介予定です。


夏休み 05.07.20

明日から夏期休暇です。と言っても、私は明日からソウルへ飛んで、業者さんと勉強会、クリニック巡りです。なかなか外で勉強する機会がなく、今年は韓国で朝から晩まで勉強となりました。取り敢えず観光などは一切なく、出張という感じです。5月に土日で行った際も、すごく勉強になったのですが、時間がなくて何にもできなかったので、今回は時間を取ってしっかりと見てくることにしました。新しい機械も韓国が先行導入されていたので、その使い方をしっかりとマスターしてくるのが今回の主な狙いです。また、まだ内緒ですが、ヨーロッパの某メーカーが出した特殊な機械をチェックしてきます。次々に新しい機械が登場するので、勉強しないと置いて行かれそうです。

夏季休診前後は予約が混み合っており、大変ご迷惑をおかけします。また当院の看護婦が突然退職となり、人手が足りない面もございます。しかしながら、治療終了後、時間が遅くなっても、ゆっくりメークして頂けるようにしたり、使用できるタオルをもっと自由に提供したり、患者様の立場に立って、今まで気がつかなかった細かい部分を新しい看護婦とともに改善しております。今後はもっと快適に、気持ち良く施術をお受け頂けると思います。また、もう少し看護サイドが合理的にピーリングなどの予約を入れるよう、その点も改善していきます。
皆様からクレームの多かった部分を積極的に改善し、何となく馴れ合いになっていた状況を打破していきますので、今後とも末永くお付き合い下さい。


人を雇う 05.07.07

ここ数ヶ月で、長年勤務した看護師たちが退職し、新しいクリニックスタッフに生まれ変わります。長い人で5年、短い人でも3年ほどになり、そろそろと思っていましたが、一人抜けると次々にという感じです。幸い、新しいスタッフ達は勤勉で、真面目ですし、今後の中心となる2人は、他のクリニックでの経験年数は以前の看護師たちより長いくらいで、十分な知識もあり、患者様から高い評価を頂いており、嬉しい限りです。あとは私のカラーに染めるだけです。他のクリニックから看護師を迎えることで、今まで気づかなかった経費の無駄を発見したり、患者対応の不備を指摘されたりなど、沢山の改善点が見つかりました。何だか良いクリニックになっていく予感がします。予約の取り方や、環境の美化、サービスの向上など、患者様にとってのメリットも沢山ありそうです。最近ちょっと風が淀んでいたような感じもしていたので、新しい人材が加わることは非常に有意義です。ずっと同じ職員で働いていくことは良い面もありますが、マンネリ化や怠慢、馴れ合いなど、良くない面も多くあるものです。それを打破するチャンスでもあります。今まで働いてくれたスタッフに感謝するとともに、新職員とは力を合わせ、ステップアップしたいなと思っています。
これからも応援よろしくお願いいたします。


ワキガ手術に関するお詫び 05.06.15

先日より、ワキガの保険診療の新規受付を中止しました。これに対して色々と意見が寄せられてるんですが、個人的に説明しようと思います。
そもそも保険診療は点数というものが決められており、ワキガ手術はかける手間の割には安価な治療費という設定です。多くのクリニックは保険外診療としていますが、それは経費を考えると割に合わないからです。しかし、保険診療が認められている以上、極力保険で対応しようと考え、儲けなど関係なく、形成外科医の努めとして、ずっとそれを貫いてきました。多い時は年間に200例以上のワキガ手術をしていましたし、現在でも週に何人かの手術をしています。しかし、ここ最近初診の患者さんの無断キャンセルが多く、その中にワキガの患者さんの占める割合が非常に多くなってきました(ワキガの場合は約4割が来ません)。ワキガは手術療法が主なため、カウンセリングにかなりの時間をかけますから、予約の無断キャンセルというのはクリニックの運営上多大な影響があります。もちろんカウンセリングのキャンセルくらいなら、他の内容でも沢山ありますし、それを見越して考えてはいます。しかし、さらに手術まで無断キャンセルや当日キャンセルをする人が多くなってきて、1〜2時間ほど他の診察予約を入れないで空けて待っていることや、手術器材、材料を準備していることなどから、かなりの損害となり、経営上限界になってしまいました。もちろん、一番の理由はもっと他の患者さんの予約を取りやすくするためですが、収益の部分でもマイナスが大きいという理由も否定はしません。私も経営者ですから、常識的に皆さんが受け入れられるような対応はしますが、善人ぶって儲けなんて考えないとは言いません。しかし、ワキガの保険手術は儲からないから止めただけだと思われたくないので、意見を述べさせて頂きました。本当は皆さんがキャンセル無しにきちんと来て下されば、ワキガが大赤字の部門にはならないんです。いわば宴会の予約が入ったレストランが、食材も買い、場所も確保してお客を待っていたのに、お客はいつになっても来ないし、連絡したら無視されたり、都合が悪いからって電話を切られたりするようなものです。保険診療の気楽さからでしょうか、待ち時間が長いからでしょうか。でもきちんと事前連絡して下されば、それ相応の対応が取れるはずなので、申し訳ないと思いつつ、社会的な通念上、受け入れを終了させて頂きました。本当に手術を受けたいと真剣に私のクリニックを探してくれた方々には大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、ご理解下さい。


韓国訪問 05.05.23

週末1泊2日で韓国に行って来ました。もちろん仕事です。ある機械に興味を持ったのですが、日本でまともに使用しているクリニックが殆どなく、評価が全く分からなかったので、韓国のメーカーを強行に訪問させていただき(もちろん業者を通じてセッティングはしてもらいました)、技術者から理論をしっかりと聞いてきました。ちょうど大邱という都市で美容系の皮膚科学会があったので、そこにも行き(韓国の新幹線に乗りました!)、実際に使用しているドクター何人かと話す機会を作ってもらいました。話を聞くほど、韓国のドクターは先進的な気質で、積極的に新しい治療に取り組んでいることが分かりました。でも、私のような得体の知れない日本人医師に、懇切丁寧に機械の優れた点を説明してくれましたし、メリットもデメリットもきちんと教えてくれました、次回の訪問時はクリニックへ来てくれとお誘いもしてくれました。親切で、知識のある医師が多くて、感動ものでした。またその学会では、沢山のメーカーの展示ブースがあり、物珍しい機械や薬品を片っ端から手に取り、サンプルをもらったり、実際に購入してきました。業者さんも日本よりしっかりしていて、また数も多く、本当に日本より進んでいることが実感できました。同じアジア人ゆえに肌質も似ており、参考になることが沢山ありました。でも、ちょっと新しいものが多すぎて、安全性に疑問を持つものもあり、ある程度知識を持って取捨選択は必要とも感じます。しかし、美容皮膚科がブームというより定着していて、ごくごく当たり前の医療になっていることが驚きでもあり、また日本人がツアーで治療を受けに来るんだよと複数のドクターに言われたのには、ちょっと悔しい気持ちさえ持ちました。というのは治療費は日本より高いんですから!
少しハングルを勉強して、ダイレクトに話を聞きたいなと本気で思います。これからは毎年数回訪問しようと心に誓った出張でした。


治療効果 05.05.09

このところ新しい治療器が多数登場し、雑誌などでもよく取り上げられています。患者様の方も知識が豊富になっており、今度の機械買わないんですかなんて言われることもしばしばです。もちろん効果があると分かれば流行であろうとなかろうと積極的に機械を導入するのが私の方針ですが、最近思うのは、やはり治療効果には限度があるということです。診察の際にはいつもお話ししますし、ご存じの方が多いと思いますが、アンチエイジング治療をしたからといって、50歳の人が20歳になれる訳ではありません。たとえ手術をしても限界があります。若さを保つ結果、いつまでも美しくというのが良いんです。女優さんでも、ずっと老けない人はいますが、老けてたのに急に若くなったなんていう人はいません(常識的な範囲で)。きっと芸能人は何か特別な治療をしてるんだわなんて言う人もいますが、もちろん色々治療はしていても、老けないように努力をされながら、治療を受けているんです。ここが大事なポイントです。
一旦肌老化をした後に若い頃に戻す作業は結構低い限界があります。でも治療効果が少し出てくると、人間ですから欲が出ます。そんな時こそ覚えて頂きたいのは、若返りも重要だけどいかに老化させないかが大事だということです。日々の努力こそ一番。


機械続々登場 05.04.20

久々に書き込みです、サボっていてすいません。仕事と講演・学会準備で忙しかったんです。って言い訳ですね。
さて、当院でもサーマクールを導入し、徐々に使い始めていますが、思ったほど痛くなく、あれっといった感じです。というのはヤグレーザーによるレーザーフェイシャルが結構痛くて、それと比較すると大したことないなという感じなんです。ただ、効果は思ったより期待できそうです。待ちに待ってきちんとした治療法が分かってから購入したんですから、そうでないと困りますが。
去年から今年は新しい機械の登場が立て続けです。新しい技術が沢山出てきたために、今まで手術以外では難しかったたるみや肌の引き締めが機械によって改善できるようになったということでもあり、うれしい限りですが、現実には手術には勝てません。効果は限定的です。この新しい機械、業者も必死で売ろうとしてますから、しょっちゅうアポイントを取って、機械をデモしたり、説明をしたりしに来ます。そして安く売るのでセミナーで講演してくれとか、学会で発表してくれとか、その手の話まで飛び交ったり、みんな必死なんだなあと感じます。しかし、新しい機械ほど理論と現実の結果のギャップを埋めきれていません。理屈は分かったしよく効きそうと思っても、実際の結果の写真がないとか(特に日本人の)、現実的結果は思ったほどではないとか、そんなことはざらです(こっちは高額のお金を出して買うんですから、効かなかったでは済まされません)。大学系の先生方が試用して学会でセミナーをしたり、発表しますが、結果を見ても首をかしげる程度だったり、別の治療法を組み合わせて、そっちの効果が主な感じだったりします。
まだまだこの業界、混沌としていますが、新しい機械を早く買うことが(効果があるなしは別として)、新しもの好きの患者様達を集め、儲かるという、雑誌の記事・宣伝主体の、何とも無責任な時代です。


機械導入と治療費 05.03.16

新しい機械を導入する時にいつも悩むのが治療費の設定です。機械は高額でも、次々新しいものが登場するので、最初の1〜2年で購入費を払いきれるだけの利益を出さないといけません。患者さんにとっては安いに越したことはないのですが、あまりに安く設定すると赤字になります。今度導入するサーマクールは消耗品が眼が飛び出るほど高いので、どうしても安くできないというジレンマに陥っています。しかし、巷の設定のように1回で30万円です、50万です、なんて私はとても言えません。悩んでます。私は広告費も殆どかけてませんし、頑張ろうと思うんですが、あまり安いと他のクリニックの先生方からは批判されますし、う〜んどうしましょうかね。安くしすぎると必ず対抗する所が出てきて、ディスカウント合戦みたいになり、結局自分の首を絞めますし。レーザー脱毛なんてその最たるものです。脱毛でお金を稼ごうとしていたクリニックは、周りが安くなると、つられて安価にディスカウントし、利益が出ないゆえに良質の医療ができなくなってしまったんですよね。
私は5年近く脱毛の治療費を変更していません。確かに一時より脱毛の患者さんは減ってます。でも安くすると、看護婦任せになったり、徹底的に治療できず、無理矢理終了させたりと、絶対に質が落ちると考えています。どうせ治療して頂くのなら、他の所でした方が良かったとは言ってほしくありません。そういう気持ちで治療してます。
お金儲けよりもいかに良質の医療を提供できるのか、そして患者さんが妥当と思ってくれるかどうか、つまりは払っただけの価値があると言ってもらえるように、時には経済的なことも考えて仕事してます。バランス感覚ですね。



新しい機械 05.02.22

いよいよ今週はアメリカの皮膚科学会です。この学会は、メーカーにとっては新製品発表の場で、モーターショーみたいなものです。私はいつも誘われつつ、残念ながら行った事がありません。行ってきた業者さんやドクターから有益な情報を教えてもらうのが楽しみなんですが、たまたま今月はアメリカのメーカーの副社長が2人、私のクリニックに来て、新製品の紹介をしてくれました。一つはメディラックスプラスという私が導入している機械の新型で、スターラックス。これは出力が強く、かつ冷却装置付で安全です。さらには光を利用したスキンタイトニング(たるみ取り)のハンドピースも登場する予定とか、すごく期待できそうなので、買い換えを決意しました。そしていよいよ、たるみ取りの機械サーマクール導入を真剣に考えています。患者さんにいかに安く提供できるか(もちろん医者が施術する範囲内で)、かつ費用に見合った効果を出せるか、じっくり検討していましたが、どうやら何とかなりそうな見通しが立ちました。もちろん、確実に導入するのか、いつなのかというのがはっきりしたら、クリニックのホームページで発表します。それ以外にも沢山ほしい機械がありますが、収益を考えると無駄遣いも甚だしいんですよね。でも効果があって最新のものって、医学者として魅力的です。「おたく」ですし。いえ、それ以上にこれこそが私のポリシーであり、患者さんが評価してくれている最大の理由だと思っています。儲けだけ考えて、新しい機械を買わない、別の事にお金を使うなんていうことは一時調子良くなっても、必ず患者さんは分かって、離れてしまうだろうなと思っています。乞うご期待。


予約が取れない 05.02.07

昨年12月から、急激に予約が混雑してきて、まあ年が明けたらいつものように余裕も出るだろうなんて高をくくっていたら、2月になっても予約の勢いは落ちず、患者さんにご迷惑をおかけする事態が続いています。雑誌の取材も断ってるし、別に何か特別なことをした訳じゃないんですが、急に取りにくくなりました。世間がアッというような新しい治療を始めた訳でもないんです。もちろん、今までもいつでも予約空いてますという状況ではなく、患者さんには多少待って頂いていましたが、今の状況は異常で、何とか解決策がないか、悩んでいます。最近徐々に混んできてたので、何となくこうなる悪い予感はしてたんですが。もし、提案があれば、http://www.toracli.com/question.htmlのアンケートにご協力下さい。同業の先生方でも何かアイデア無いですか?
私自身はエステなど、医療行為ではない部分を取り入れることで、治療効果を維持する期間が長くなり、安心して期間をあけて通院できるようになれば、沢山の患者さんを診られるし、満足度も維持できるし、良いなと思っているんです。もちろん化粧品など押し売りはしないし、エステで効果を出すというのではなく、維持しやすくするという考えです(以前から患者さんにはよく言ってることなんですが)。また、医療行為は出来ませんが、エステでのカウンセリングも私自身がしたいなあと思っています(施術はしませんけど)。そうすれば安心ですよね?それに患者さんとの距離が少し縮まるんじゃないかなとも思います。
それ以外にクリニックそのものの規模を広げることも考えるんですが、これはまだ先の話になります。新しい医師を雇うと、自分の考え通りに働いてくれるかも疑問ですし、知ってる医師を教育するのでも時間がかかりますし、なにより今の場所になってから時間が経ってないのに、そんな投資できません。

有り難いことに贅沢な悩みです。

なにしろ来年くらいには何か改善策を具現化したいと思っています。


機械の集客効果 05.01.26

新しい脱毛の機械を導入すると、脱毛治療の患者さんが急に増加しました。機械が患者さんを呼ぶとでも言うんでしょうか、いつもそうなのですが、不思議な現象です。別に宣伝もしてませんし、クリニックホームページの所に少し書き加えただけです。いつも広告で患者さんを集めているクリニックさんなら、新しい機械が出たよとばかりに一生懸命宣伝するので、当然その治療の患者さんは増えるんですが、私の所のような場合でも、不思議とそうなってるんです。いつもは新しい機械が入ると決まったら、馴染みの患者さんには少しお話しをして、お気に召したらトライしてみて下さいとは言いますが、今回は脱毛ですので、特に誰にも話はしませんでした。

もちろん新しい機械を導入する時は、損得を多少は考え、趣味とは言っても大損はしないようにしてます。今回は私個人の意地と言うんでしょうかプライドと言うんでしょうか、脱毛に関してどこにも負けない、最善であって、私の所で治療して除去できなかった毛はどこに行っても無理ですと自信を持って言い切りたいためのものなので、予想外の出来事に、経営者としては少し嬉しくなってます。....ということで、次にどういう機械を買おうとしてるか、今の時点での考えを少しだけお伝えします。ラジオ波です。サーマクールをはじめ、アメリカでは主流になろうという勢いの、肌の引き締めの機械です。今の時点でヤグレーザーが結構良い結果になってますが、もう少し皮膚の深い部分に効果を出したいこと、症状による使い分けをもっときっちりと理論立てるためということで、ラジオ波という高周波電流の機械を導入したいと思ってます。今一生懸命にコストを計算していますが、サーマクールでも治療費が1回で10万少々に何とか抑えたいと思います(現状では一般に30万程度ですから)。もし可能なら複数の機械を導入しようと思ってます。まあどうなるかはしばらくお待ち下さい。費用対効果が今の時点では納得いかないので、もう少し様子を見ています。駄目そうならフラクセルというしわ取りレーザーかもしれません。


明けましておめでとうございます。そしてお知らせ 05.01.07

2005年となりました。昨年は開業に際し、皆様からの励ましのメール等多数頂き、誠に有り難うございました。無事に年を越せました。まだまだ借金ばかりで大変なんですが、順調に仕事はしておりますし、新しい機械も購入が決まり、日々忙しく働いております。新しい機械に関しては、私の趣味でして、脱毛用のダイオードレーザーです。以前からある機械ですが、新しい設定が付くモデルチェンジ版は、非常に多くの熱を発生できることが可能になったため、どうしても除去しきれない毛に有効と判断し、患者さんがより満足した結果を得ることができるよう購入を決めました。深い毛根やひげ用には昨夏にヤグレーザーを導入していますので、脱毛に関しては日本中どこにも負けない結果が出せると自負しています。ただ、正直言って、儲けには全くつながらないんですが。レーザーオタクなのでお許しを。

昨年の自己開業に際し、以前のクリニックに引き続いて皆様が来て下さること、大変有り難く思いました。人の優しさに触れた一年でした。今年こそ皆様に還元できるよう一生懸命精進いたしますので、よろしくお願いいたします。


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