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オイオイ本当?最新美容医療

このページは私が専門的な立場から疑問に思っていることを記載しています。ちょっとした警鐘の意味もあり、また業者に説明してほしいという願望もあります。あくまで私見であり、単純な疑問です。誤りも沢山あるであろうことは承知の上です。ゆえに解消できる知識を下さい。専門家・業者などからメール頂いた場合には、付記として掲載しますので、教えて下さい。一般の方にはあまりに専門的すぎて、分からないかもしれません。十分にご理解下さい。かえって不安にならないよう、あくまで個人的な学術的疑問であり、実際の効果と相関するものでもなく、リスクも推測の域を出ません。ちょっとした、理屈好きの医学的欲求不満のはけ口ですね。もちろん個人的な攻撃はしませんし、恨みもありません。業者名などは出しませんし、私が親しくしている業者の機械への疑問も出てくるかもしれません。どうか、お許しを。


第1話 線維芽細胞注入 04.10.14

自己の皮膚を一部切り取り、線維芽細胞を培養をして(EXPLANT培養?)、継代し、一部は冷凍保存、皮膚に注入するという方法について、少し疑問を感じます。本当に安全?培地には何を使っているの?成長因子などは使用してないのか、きちんとウォッシュアウトしているのか、また線維芽細胞は継代培養すると本来個体として持っている性質を失うのではないかと疑問です。3T3細胞など実験に用いる線維芽細胞もありますし、私自身細胞培養の経験もありますが、この点が疑問です。企業秘密の部分があるのでしょうが、情報を開示してほしいものです。無血清培地のある現在、内緒でFBS(胎児牛血清)などを使っているなんてことはないと思いますが、何しろ培養して注入、業者に任せなさいということしか聞かされません。それに線維芽細胞を注入してコラーゲンを生成させるために若返るということですが、線維芽細胞は真皮内では創傷治癒機転が起こらない限り、安定した状態です。表皮が損傷したり、出血したりして、炎症細胞が誘導され、血小板や表皮などからPDGF、FGF、TGF系、TNF系など各種サイトカインが放出され、複雑な制御機構でコラーゲンを生成するのです。ただ注入したからって、これらが起こるのでしょうか。それにもしコラーゲンが生成されるのなら、逆にそのdepressionに関してはどうコントロールされるのでしょうか。ムコ多糖類などが無尽蔵に生成され、線維芽細胞の活性が高まり、ケロイド化することになりますよね。表皮があれば、コラーゲン生成はコントロールされているはずです。コラゲナーゼ活性が高まってくるはずです。線維芽細胞を過剰投与したからといって、しわが取れるほどコラーゲンは増えないと思うのですが。それに線維芽細胞が出現すること自体、厳密には何由来の細胞か分かってないのではないでしょうか。未熟な間葉系細胞ということですから。理論が間違っているのでは?若干の細胞由来コラーゲンの産生はあるにせよ、注入した細胞が生体内でそのまま活動するとは考えられません。サイトカインのバランスを崩し、何か異常な細胞活性を高めたりしないでしょうか?もし、分かる方がいたら教えて下さい。

北條元治先生からの回答 05.03.29


第2話 ラジオ波:高周波治療 05.01.26

最近はサーマクールやポラリス、オーロラといった高周波電流を利用して、皮膚の深部や皮下脂肪領域に大量の熱を与え、引き締め効果を出す治療器が登場しています。でもポラリスやオーロラはフォトフェイシャル系と効果がどう違うのか、いまだに釈然としませんし、複数の同業の先生方(機械を持ってる先生方)も同じようなことを言います。ただ、サーマクールだけは別格のようで、効果がある人には凄いと言ってます。雑誌やテレビなどでサーマクールのことを盛んに言ってる私の親しい先生も、サーマクールは良いよと言いますが、効かない人も結構いるそうですし、たるみ取りには難しいそうです。初期から導入された先生も単独ではなかなか満足を得にくいので併用療法などをしてると言いますし、ある地方で最初に導入された先生も、40万をどぶに捨てても平気な患者さんにしてると言われます。理論的には十分理解できますが、そんなレベルで皮膚の厚いアジア系の肌が引き締まると言い切れるのかと思ってます。だって、フェイスリフト手術でさえも効果が出にくいことがあるのに....。費用対効果を考えると、ちょっとまだ難しい機械です。スキンタイトニングという引き締め効果、機械の営業マンが主張するこの表現が最適です。患者さんへの宣伝のために、メスのいらないフェイスリフトという表現を用いてますが、これは間違いです。そんなことありません。私としてはこの機械も導入するつもりですが、もう少し結果が出せる設定がしっかり確定して、かつ費用対効果が妥当なものにならないと買いません。10万円少々で患者さんが治療を受けられるなら爆発的に流行るのではないでしょうか。良い機械なのは分かってますが、何しろ一人の患者さんにかかる経費が、消耗品と減価償却、治療に要する時間を総合して20万くらいになるのです!原価・経費ですよ!もちろん看護婦に照射させている無謀な、いや無知なクリニックもあるようですが。

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