毛穴などスキンケア

毛穴の悩みをはじめ、スキンケアのトラブルに悩んでいる人は沢山いらっしゃることでしょう。私自身、様々な手法を用いてこれらを治療していくようにしていますが、本当のところ肌質を変えることができるでしょうか。実際には難しいものです。様々な方法を用いても毛穴を消すことはできません。本来持っている肌質を変えるのではなく、御本人の中での最善の状態を作り、維持するようにしていくことが現実的なものです。長期的スパンで、改善したらメンテナンスも必ず必要になるのです。つまり、手術や特殊なレーザーなど一部の治療を除き、スキンケアの延長上になる治療法では改善して維持することこそが本来の狙いとなります。一生涯に渡ってスキンケアを続ける必要があるのです。もちろん年齢とともに肌質の変化はありますが、その状況を把握してその都度状態に一致した治療を施すことが最も重要です。一度治療したら一生何もしなくてよいということはありません。

私の所に長らく受診して下さっている患者さんの一部、特に熱心な方々は、当方で行っている様々な治療法を次々に希望・実施されます。できるだけ満足いただけるよう選択していきますが、無尽蔵に治療法があるわけではありません。必ず適応される治療法には限りがあります。しかし、新しい治療法はないかと常に聞かれます。我々美容外科医はこの気持ちに応えなくてはなりません。

さて、スキンケア治療には避けられない事実が2つあります。

・必ず加齢は進む

・美を求める気持ちは尽きない

以上のことこそが治療を受ける患者さんの気持ちであり、本来なら10代のような肌を取り戻したいという気持ちがあることでしょう。いかに希望に近づけられるか、そのためにどういった方法を用いるのか、無理な場合にはいかに納得してもらうか、十分に話し合って治療法を決定する必要があります。ですから私は常にいくつかの選択肢と、得られるであろう結果、それのみならず予想される治療費・期間なども含めてお話しするようにしています。もちろん患者さんは医学の専門家ではありませんから、過度に期待を抱いてこられ、お話をしても特定の治療法にこだわり、実施した結果、それが望むような変化を得られない場合もあります。そのようなことが極力ないようにお話をしていくのですが、それを患者さんがどう感じるかには温度差があることでしょう。

具体的な話に進みましょう。

毛穴の治療を考える時に、その毛穴が目立っている原因を調べる必要があります。

元々の肌質、特にオイリーな肌質であれば当然毛穴は開きます。さらに皮膚が厚い場合、硬い場合は顕著です。それ以外にも加齢によって肌の弾力が低下し、皮膚のシワが目立つように凹凸が目立つ(特に鼻ワキの毛穴)こともあります。また急激なニキビの増加とともに肌にニキビ跡が生じた結果ということもあります。

これらは角質から真皮表面にかけての皮膚を再構築し、滑らかに整え、また毛穴の周囲皮膚の弾力を回復させることで、ある程度までの改善を得られます。もちろん毛穴が消えるということではなく、サイズが縮まったり、軟らかくなるのです。毛穴が詰まっていれば、内容物である皮脂を皮膚を傷めないように吸引する必要もあります。総合すると一番スタンダードな方法は、マイクロダーマブレーションといって、ピーリングの中でも物理的に削るタイプの治療法、代表的なものはクリスタルピーリング、ダイヤモンドピーリングです。肌は柔らかくなりますし、詰まりは吸引できます。しかし、この方法では写真を撮っても改善するとは限りません。手触りや化粧のりは実感できるでしょう。それ以上のことに関しては御本人の感じ方もありますが、肌の状態次第といったところです。レーザーによって毛穴の中に存在する毛そのものに反応を起こし、引き締めるという方法もあります。レーザーピーリング・レーザーフェイシャルと言われるものです。どちらかというと引き締め効果が中心です。これを併用することもあります。また毛穴の中にカーボン(墨)のような熱伝導の高い物質を塗り込み、レーザーでやけどを起こして強制的に縮める方法もあります。

結局は、当たり前のことですが、御本人の肌の状態をじっくりと確認し、拡大して評価したり、水分量を計測したりして本当の原因は何かを見極めた上で治療法を選択していくことが重要です。しかし、最近は雑誌などで新しい治療法ばかりがクローズアップされ、適応も何も考えずに治療をしていく傾向にあるのは嘆かわしい限りです。選択肢が沢山あればそのようなこともないのでしょうが、毛穴にはこれ、と特定の治療器しか導入していかないようなことでは満足を上げられる確率は減るのではないでしょうか。私自身も全員に満足頂いているとは思っていませんが、できるだけその確率を上げるよう努力はしています。

多くの治療法は永久的なものではありません。効果の持続期間は人それぞれですが、後戻りを防ぐために、肌の状態や戻ってしまう間隔などを考慮して、メンテナンスしていかなくてはなりません。そのために塗り薬をお出ししたり、定期的な治療をお勧めします。

しかし、この中でも鼻の毛穴治療は一番難しく、ある程度目立たなくなってもすぐに戻りやすいので、しっかりとしたアフターケアが必要なことは言うまでもありません。

治療をお受けになったら、中止することなく、長期的にメンテナンスを考えて下さい。そのことも見越して、治療計画を立てる必要があります。

毛穴のみならず乾燥肌やオイリー肌の治療も同じことが言えます。乾燥肌であれば浸透性の高い保湿剤を使用し、場合によってはごく短期に非常に薄いステロイド剤をお出ししたり、ごく軽いピーリング治療をすることもあります。しかし、良くなっても普段の化粧品を含めたデイリーケアのお話をさせて頂き、スキンケアの重要性を徹底的にお話をしていきます。

また、何から手をつけて良いか分からないが、肌のベースアップを図りたいという人には、ケミカルピーリングやレチノイン酸療法をお勧めしています。もちろん適応はありますが、全体的なケアにはお勧めできるものです。それを済ませてから本格的にポイントを絞った治療をしていくことも多いものです。

重要なこと、それは
クリニックに通ったから何もしなくても肌は良くなるはずというのは幻想に過ぎません。努力も重要ということです。
御本人の努力を無駄にしないよう、我々美容外科医は最善の治療法を選択していく努力をしますし、私はそのために新しい機器を取りそろえていきたいと考えています。

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