入れ墨のレーザー治療

入れ墨とは、肌の内部に色素を刺入して沈着させたものをいます。つまりアートメークも入れ墨・刺青です。これらはレーザーに反応しますので、最近ではレーザー治療が非常に盛んです。私も沢山の方の治療をしています。しかし、全てに有効ではありません。残念ながらレーザーでは効果がないものもあります。この点を十分に理解する必要があるでしょう。しかし効果のあるものなら回数はかかっても傷跡もほとんどなく取れますから、レーザー治療は受けるべきものと言えます。

効果があるのは、まず色調が青や茶色・黒である入れ墨です。これはレーザーの反応する色が決まっていることによります。また、レーザーの届く深さには限りがありますから、入れ墨を入れた技術にもよります。深いところまで入っていると取るのに回数もかかりますし、取りきれないものもあります。和彫りの中でも皮膚が強く盛り上がるほど大量に色素を入れている場合も取り切れません。
また、最初の何回かの治療ではあまり変わらず不安になることもあるでしょう。逆に自身で墨汁を入れたような浅いものであれば、1回の治療で劇的な効果を出す場合もあります。

通常は3〜7回程度を目安にしていただきます。プロの彫った入れ墨は10〜20回 かかることも多いので、その点は十分にご理解下さい。


治療は1照射で3ミリの円形となります。私は現在のクリニックでこれを300円と設定し、101発目からは1発100円と設定しています(アートメークは範囲が狭いので経費の関係上、一応1発500円としています)。他より安価だとは思いますが、それでも何百発も照射するので費用は高くなってしまいます。入れ墨の大きさで費用は決まりますが、実際には線彫りと面・ぼかし彫りの比較だと入れ墨そのものの面積の何%が色が入っているのか(正常皮膚との割合)で異なる、つまり治療費が大きく異なります。また深さによって回数も異なるので、治療費がいくらかかるかは非常に難しいのです。それゆえ無理にない範囲で、予算はいくらといえばその中でできる範囲だけ治療をして、また金銭的に余裕が出れば次回治療としていくこともあります。一気に全面積を照射しなくても構いません。後は時間とともに良くしていきましょうというスタンスが無難ではないでしょうか。

また追加ですが、回数を経ると、早くに入れ墨が消えた部分も出てきます。この場合は面積が減少しますから費用もお安くなります。

しかしながら回数がかかることも多いので、この点はご留意下さい。


どうしても取りきれない部分は物理的に削ることもあります。これは色に反応するのではない、削るレーザーを用います。全範囲削れば跡がひどく残りますが、小範囲のポイント的であればあまり気にならないでしょう。その他、線状のものなどは手術的に取り除くこともあります。こちらも全範囲でなければ目立たないものです。

治療に用いるのはQスイッチアレキサンドライトレーザーです。これはアメリカではtattoo laserとも言われ、ルビーレーザーなどよりも深くまで届く機械で、現時点では一番有効なものです。その作用機序についてですが、シミと同じ原理です。特定の色にのみレーザーの光は吸収されますので、ある特定の色にレーザーの光を沢山吸収させ、熱に変えて破壊します(太陽光線を虫めがねで集めると紙などを焦がしたりできるのと同じです)。これで色素のみが破壊されるのです。1週間ほどかさぶたができますが、お仕事を休む必要はありません。

以上取りあえず大まかにご説明しました。

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